マニラタクシー内射殺事件
事件の発端は
フィリピンのタクシー内で整骨院を経営していた韮崎市の鳥羽信介(当時32)さんが殺されたことに始まる。
一人の男と一緒に乗り込み、男がトイレに行くと言ってタクシーが停車していた時に、バイクに乗った
フィリピン人と思わける男が車内の鳥羽さんに向けて発砲して逃亡。
その後鳥羽さんには1億円の
保険金がかけられていたことが判明。これによって鳥羽さんの知人の男数人が逮捕されることになった。ビジネスの話を鳥羽さんに持ちかけて
フィリピンへおびき寄せており海外なら上手くいくと画策し計画的な犯行。
逮捕されたのは山梨・笛吹市の無職・岩間俊彦容疑者(42)、甲府市の無職・久保田正一容疑者(43)、住所不定無職の菊池正幸容疑者(57)と
フィリピン国籍の女(43)。
逮捕の鍵となったのは二つある。
一つは鳥羽さんが病院へ運ばれ、亡くなる前に「イワマトシヒコ」と何度も岩間被告の名前を言っていたこと。
もう一つは逮捕された菊池が警察から自身にも多額の
保険金をかけられていたことを聞かされて、洗いざらい喋ったこと。
その後中村達也さんがマニラ南部の住宅街で何者かによって射殺される事件が発生。中村さんは鳥羽さんにかけられていた
保険金の受取人となっていた会社を経営しており、菊池は知らない間にそこの役員になっていた。
射殺された中村さんにも多額の
保険金がかけられており、菊池も警察から事情を聞かされなかったら同じ目にあっていただろう。
現地で殺し屋を雇う

鳥羽さん殺害を計画し
保険金をだまし取ろうとしたが、その実行役には
フィリピン現地の殺し屋を雇っている。
この事件の実行犯は捕まらないものと見られていたが
フィリピン警察当局はこの事件の日本人男性2人を殺害容疑でして
フィリピン人の男を逮捕した。名前はカービー・タン容疑者で自宅からは45口径のピストルや銃弾、手投げ弾が押収されている。現地の警察はタン容疑者が別の事件にも関わっているとみていて本格的に捜査し、既に中村達也さんと鳥羽信介さん殺害を認めているという。
日本人保険金殺人を目的とした会社
一連の事件では、日本人を殺して保険金をだまし取ることを目的とする会社を
フィリピンに設立し、そこに自分が雇われていたとタン容疑者は供述。その会社というのは恐らくではあるが殺害された中村さんが経営していた表向きは資材会社となっていた組織ではないだろうか?過去には日本人ヤクザからの御用達だったかもしれない。
またタン容疑者以外にもアンドリューという名前の殺し屋の名前も上がっており、フィリピン警察は現在逮捕に向けて捜査している。
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