ネットの力で風化STOP 未解決事件を追う

未解決事件や迷宮入り事件を追うブログです。

「死刑と決めないで欲しい」極刑求めた遺族が上申書 宮崎の家族3人殺害

宮崎の家族3人殺害事件



宮崎市で平成22年、長男ら家族3人を殺害したとして1、2審で死刑とされた奥本章寛被告(26)=上告中=について、被害者の遺族の一人である20代男性が30日までに、「まだ死刑と決めないでほしい」との趣旨の上申書を最高裁に提出した。
男性は1審の裁判員裁判では死刑を求める意見陳述をしていた。男性は心境を「死刑になるべきかどうか、1審当時から迷い続けてきた。3人の命を奪った人間の命であっても、大切な命に変わりはない」と説明。
1審への差し戻しを望んでいる。
22年11月、男性は被害者参加制度を利用し、宮崎地裁の法廷に立ち、「死刑を望む」と陳述。1審判決は、死刑の理由に「遺族が極刑を望んでいる」点も挙げた。


家族3人を殺した男(奥本章寛)が語る。死刑囚の生活~死刑執行まで
https://www.youtube.com/watch?v=Mmu0mC5C5xU

同情の余地はあるが、恐らく死刑だろう。
子供を殺した動機が「新たに人生の出発をしたかった」という主旨のもので、妻と脅迫をし続けた義母殺害の動機はわかるが、乳飲み子の息子殺しは身勝手な発想からの犯行である。

しかし、一度は死刑を望んだ被害者遺族がどうして「死刑と決めないで欲しい」と上申書を出したのだろうか。
加害者の奥本に同情したのかもしれないし、公判を通して殺害された3人の命の重さを考えていく内に、奥本に対してもたとえ犯罪者であったとしても人の命に対しての重みを感じたのかもしれない。

私は嫁と義母殺害に関しては、奥本はかなり追い詰められた状況が感じられ、殺害に至ったことには少しは同情できるものはある。しかし自分の息子を殺したことはやはり人としてどうだろうか、正直に「新たに人生の出発」と話しており身勝手さが伺える。また、自分が過酷な状況に置かれた家庭の中でできた子供なのでとても受け入れられなかったという感情もあったかもしれないが、そこは冷静で居て欲しかった。この乳飲み子に罪はない。

過去の三人殺しで無期懲役の事例


被告 白濱肇
罪状 現住建造物等放火他 他人3人殺害(交際1) ※傷害致死の前科あり
松戸市の会社員濱肇被告は2002年12月8日午前6時半ごろ、かつて交際していた女性方を訪問。しかし女性が不在であったため、他の男性に会いに出掛けたと腹を立て、1階にあった石油ファンヒーターの灯油をまいてライターで放火。木造2階建て住宅約100平方メートルを全焼させ、2階で寝ていた女性の母(当時78)、女性の長女(当時24)、長女の長男(当時3)を焼死させた。

2004年9月27日千葉地裁松戸支部 無期懲役


検察側は、白濱被告が以前から女性宅を訪れており「家族が2階で暮らしていることを認識していた」と指摘。「刑事責任は極刑以外あり得ない」と求めた。弁護側は「家族が室内にいるという認識はなかった」として、殺人については無罪を主張した。裁判長は「3人が2階にいることは想像できた」と未必の故意を認定したが「衝動的で計画性はなく、殺害が目的ではなかった」として、無期懲役を言い渡した。

2005年8月2日東京高裁 検察側控訴棄却


裁判長は「身勝手で酌量の余地はないが、犯行に計画性はなく、確定的殺意までは認められない」と指摘し、一審同様に死刑を回避した。

全焼させた際に亡くなった3名に関して「殺意なし」とみなされた。
死刑判決が出ながら、長年執行されていないマルヨ無線事件の焦点がこれに当たる。しかしこの場合は意図的に放火したのか、それとも何かの拍子にストーブに引火して、結果的に火が燃え上がったのか、というものであり、白濱肇の場合とは明らかに違っており、白濱の場合は罪が軽い。

これで無期懲役ならば、武富士放火殺人事件も亡くなった人数は多いが、本人が何度も「再審請求」していた「殺意なし」が認められなければならない。

冤罪足利事件 [ 下野新聞社 ]
にほんブログ村 政治ブログ 事件・犯罪へ
にほんブログ村
関連記事
[ 2014/09/16 19:59 ] 死刑囚について | TB(-) | CM(-)
おすすめ
カテゴリ
オススメ
QRコード
QRコード